アポシーローション

ビタミンC誘導体について

ビタミンCは抗酸化作用や美白効果がある栄養素ですが、不安定で皮膚への浸透性が低いです。
一方、ビタミンC誘導体は安定性と浸透性を高めた改良版で、皮膚内でビタミンCに変換され、より効果的に作用します。化粧品に配合しやすく、持続性も高いため、美容目的で広く使用されています

ビタミンC誘導体が化粧品に使われる主な理由は

1． 安定性の向上：ビタミンC誘導体は純粋なビタミンCよりも酸化しにくく、化粧品に配合しやすい特性を持っています
2． 皮膚浸透性の向上：ビタミンC誘導体は肌への浸透性が高く、純粋なビタミンCよりも数一倍の浸透力があります
3． 効果の持続性：特に油溶性ビタミンC誘導体は、皮膚内での効果が約48時間以上持続すると言われています
4. 即効性：水溶性ビタミンC誘導体は短時間で皮膚に吸収され、即効性が高いという特徴があります
5． 美容効果：ビタミンC誘導体は肌内部でビタミンCに変換され、メラニン色素の還元やシミ・そばかすの予防・改善、コラーゲン合成促進などの効果が期待できます
これらの特性により、ビタミンC誘導体は化粧品に配合しやすく、より効果的に美容効果を発揮することができるため、広く使用されています。

ビタミンC誘導体の種類

【水溶性ビタミンＣ】　【油溶性ビタミンＣ】　【両親媒性 ※ ビタミンＣ】があり、皮膚への浸透性が異なります
※ 両親媒性とは、水にも油にも溶けやすい

ビタミンEとの併用で相乗効果あり

ビタミンEは強力な抗酸化作用により、肌の老化を防ぎ、美白効果やくすみ改善が期待できます
血行促進効果で肌のターンオーバーを促進し、シミやシワの改善にも役立ちます。また、抗炎症作用によりニキビや肌荒れを予防し、肌のバリア機能を強化して乾燥を防ぎます
抗酸化成分として知られるビタミンEは、作用を発揮した後に酸化されて力を失ってしまいます。ビタミンCには、酸化され効果を失ったビタミンEを還元して元のビタミンEに戻し、再び抗酸化力を発揮できるようにする作用もあります。そのため、併用すると相乗効果が期待できます

成分について

【GO-VC ※１ 　（カプリリル2-グリセリルアスコルビン酸）】は、両親媒性ビタミンC誘導体で、肌に浸透しやすく、シミやくすみの改善、コラーゲン生成の促進、抗酸化作用によるアンチエイジング効果が期待されます

【APPS ※２ 　（アスコルビルリン酸ナトリウムリン酸エステル）】は、両親媒性ビタミンC誘導体で、皮膚に浸透しやすく、シミやシワの改善、抗酸化作用、コラーゲン生成促進、保湿効果などに優れています

【TPNa ※３ （テトラヘキシルデカン酸アスコルビル）】は、両親媒性ビタミンE誘導体で、肌に浸透しやすく、メラニン生成を抑制して美白効果を発揮し、抗酸化作用によりシワやシミを予防し、コラーゲン生成を促進します

※１・２・３：保湿成分

【カオリン】は、皮脂や汚れを吸着する効果があり、毛穴の詰まりを防ぎます。肌の古い角質を除去し、滑らかで明るい肌を保ちます。敏感肌にも優しく、清潔で健康的な肌状態を促進します